WPXのハズがIC-736修理に・・
突き止めるまでにかなりの時間を要しましたが、結論は10MHz、14MHzに関係するPLL回路のバリキャップがハンダ付け不良でした。
PLL回路はお決まりのパラフィンで固められており、突き止めるのが難儀です。
写真中央のバリキャップが犯人なのですが、よく見ると、基板実装自体が向かって右にずれており、今までぎりぎり接触してたようです。(この機種ではお決まりの事例のようです)
とりあえずハンダもりして完了。(表面実装の小さな部品なため、これまた難儀な作業です)
しばらく様子を見た後、サービスマニュアルに従いPLLの再調整をしました。
これで終わりも良かったのですが、IC-736には電解コン問題があり、ついでに交換するこにしました。以前、電源部は全て交換したのですが、ファイナル部は未だだったのです。
構造上、ファイナル部へのアクセスが異常に悪いんですよね。フィルターユニットの下にあり、Mコネなどのハンダも外さないと拝めない構造。私の経験上で言わせてもらえば、最悪の部類です。
結果、拝んで良かった?です。
電解コンはぼろぼろ、周辺のセラコンは炭化している物もありました。
これも交換が難儀。パワトラ関係がヒートシンクにネジ止めされているためこれを外す必要があるのと、配線や同軸ケーブルの関係で、基板裏を拝むのが大変。
液漏れも酷く、アルコールで綺麗にしなくてはいけませんし・・
上の写真は交換後。
もう二度とやりたくない作業ですね。
結局、日曜日だけでは気力体力が続かず、今朝までちびちびかかりました。
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コメント
いやー、お疲れさまでした。記事を拝見するだけで、絶対にやりたくないなと思ってしまいました(^^;;
投稿: ji3kdh | 2015年6月 3日 (水) 22時16分
ご無沙汰です。
とにかく疲れました。
情けない話ですが、細かい物が見えにくくなりましたねえ。
表面実装ものの修理は辛いです。
投稿: JK1NMJ | 2015年6月 4日 (木) 05時48分