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2015年5月 5日 (火)

JBLのアッテネータをレストア

私のメイン?スピーカーのJBL4318ですが、MidとHiにそれぞれアッテネータが付いてます。
これは設置環境や好みでf特を変更できるため大変ありがたいのですが、いかんせん経年変化でガリが出るのが難点。
右側Hiのガリが気になるようになりましたのでメンテナンスしてみました。
このアッテネータ、要は巻線抵抗ボリュームでして、回転部分と抵抗体接点の接触不良が原因です。

Dscf1001

幸いなことにJBL4318はアッテネータへのアクセスが大変良好でした。
ツイーター部の四隅のねじを外すとパネルごと簡単に外れます。
またこのねじが木ねじではなく、ちゃんとナットが埋め込まれているため取り外しが大変スムースです。(素晴しい)

Dscf0991

同じJBLでも他機種では相当難儀な作業を強いられるようですね。
ウーハーを外した穴から取り出すとか、溶剤やドライヤーでパネルを剥がさないといけないとか・・
JBL4318はアッテネータメンテを考慮した?大変素晴しい構造です。

さて、アッテネータはアルミ板でパネルに取付られているためこれも外し、半田こてで配線を外した後、レンチでアッテネータを外します。
外したアッテネータを一応テスターで確認すると、やはり接触不良です。

Dscf0992

アッテネータの金属カバーを細いマイナスドライバーなどでこじ開け、ツマミ回転軸にある小さな部品を外すと、写真のようにバラバラになります。

Dscf0997

他の事例では回転軸のグリスが漏れ出しで内部がベトベトになり、接触不良が発生していることが多いようですが、
このアッテネータはそのような状態ではありませんでした。
写真でもわかりますが、接点部分が少々変色している程度でした。(この程度でガリ発生は困りますねえ)
まあ、とにかく綿棒+アルコールで磨ききれいにしました。(研磨剤で磨くレベルではなかった)

その後、アース側(回転軸)接点に写真のものを処方し組立てて完成。(まあおまじない程度の意味です)
テスターで確認するとガリは完治してました。

Dscf1002

後は元通りに組み上げて完成。スムースなレベル調整が可能となり、高音のぬけが良くなった感じです。

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