JBLのアッテネータをレストア
幸いなことにJBL4318はアッテネータへのアクセスが大変良好でした。
ツイーター部の四隅のねじを外すとパネルごと簡単に外れます。
またこのねじが木ねじではなく、ちゃんとナットが埋め込まれているため取り外しが大変スムースです。(素晴しい)
同じJBLでも他機種では相当難儀な作業を強いられるようですね。
ウーハーを外した穴から取り出すとか、溶剤やドライヤーでパネルを剥がさないといけないとか・・
JBL4318はアッテネータメンテを考慮した?大変素晴しい構造です。
さて、アッテネータはアルミ板でパネルに取付られているためこれも外し、半田こてで配線を外した後、レンチでアッテネータを外します。
外したアッテネータを一応テスターで確認すると、やはり接触不良です。
アッテネータの金属カバーを細いマイナスドライバーなどでこじ開け、ツマミ回転軸にある小さな部品を外すと、写真のようにバラバラになります。
他の事例では回転軸のグリスが漏れ出しで内部がベトベトになり、接触不良が発生していることが多いようですが、
このアッテネータはそのような状態ではありませんでした。
写真でもわかりますが、接点部分が少々変色している程度でした。(この程度でガリ発生は困りますねえ)
まあ、とにかく綿棒+アルコールで磨ききれいにしました。(研磨剤で磨くレベルではなかった)
その後、アース側(回転軸)接点に写真のものを処方し組立てて完成。(まあおまじない程度の意味です)
テスターで確認するとガリは完治してました。
後は元通りに組み上げて完成。スムースなレベル調整が可能となり、高音のぬけが良くなった感じです。
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