« 使ってみました | トップページ | L-ZOOM »

2009年5月22日 (金)

マーカーですが・・

とりあえあず作ってみました。(今日はワークシェアでお休みだったので・・)
先日実験したときはTCXOでしたが、TTLレベルではなかったので、別なものに変更しました。
精度は少々落ちますし、周波数合わせもできないのですが、TTLレベルの発振器のほうが部品点数が少なくすみますのでね。
お得意のFCZ基板による工作です。
Dscn6893











出来上がったものを周波数カウンタで確認すると、しっかいり予定通りの125kHzを発振してくれました。それも2~3Hzの誤差しかない。
(基準が16MHzですので、100kHzにはなりません・・)
とまあ、ここまでは順調。
一応スペアナで確認してみると・・・
Dscn6887











なんじゃこりゃ~
なぜか奇数と偶数で30dBm以上のレベル差があります。
これって、なぜなのでしょうか?
昔し100kHzの水晶で作った時はこんな事はなかったです。
高い周波数をロジックICで分周などどいうこと自体が邪道なのでしょうかねえ。
いろいろ分周比率を変えて様子を見ましたが、写真の250kHzが一番レベル差が少ないのでこれを採用しました。
高い方は59+20dBですが、低い方はS2程度と寂しい状態です。
まあ取り合えずマーカーとしては使えますので良いのですが・・・

|

« 使ってみました | トップページ | L-ZOOM »

自作」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、いろいろ実験されていますね。
私は12.8MHzのTCXOを74HC393で分周しましたが、問題なく動作しました。FC-756のページに書いています。
秋月の推奨回路を変更すれば使えると思います。
74HC393はfmaxが30MHz(typ)、74HC4040は65MHzです。高い周波数まで動作するのが災いしているでしょうか。

C-MOSの入力レベルはVIL<=0.3*VCC、VIH>=0.7*VCCですから、入力レベルが要注意ですね。
その分、TTLに比べノイズマージンが高く、高周波の回り込みに強いのですが。

サラリーマン1年生の頃は、C-MOSロジックだけで回路を設計しました。カーエレクトロニクスでは、
イグニッションノイズが酷く、TTLでは確実にアウトです。2000rpmくらいでエンジンがガタゴトと不規則に
回転します。3000ccのエンジンが6000rpmで轟音を立てて動くさまは結構怖かったですHi。

投稿: JA0IAA | 2009年5月22日 (金) 23時28分

佐田さん書込みありがとうございます。
TCXOの件ですが、すでにFC-756の記事を参考にさせていただいております。
私のTCXOもほぼ秋月のと同じ仕様のようですので、抵抗の追加だけ又は4040のVCC低下処置で発振するものと思いました。
ただマーカーごときにTCXOはもったいないかな?と部品点数が増えるが嫌だったため、今回の16MHzOSCでの作成となりました。
まさか奇数偶数でこんなにレベル差があるとは・・・
一度TCXO版で実験してみましょう。

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年5月23日 (土) 08時11分

初めてコメントさせていただきます。
理想的な矩形波は奇数次の高調波成分しか含みませんので、CMOSの出力を直接利用すると、マーカとしては偶数奇数のレベル差が大きくなります。レベル差を小さくするには、波形を上下非対称に歪ませます。たとえば、トランジスタ一石のエミッタフォロアを介して出力を取り出します。FT-901やFT-107などのマーカ回路を参考にしてください。

投稿: JA1ETA | 2009年5月23日 (土) 10時25分

ETAさんありがとうございます。
なるほど、そのような理由があったのですね。
私は理想的な矩形波ほど奇数も偶数も高調波成分を含んでいると誤解してました。オシロで見たとき綺麗な矩形波だったので安心したのですが・・・
FT-901では確かに1石かました後、出力しています。901取説の説明ではバッファーとなっており、よもやそのような仕掛けが裏にあるとは思いませんでした。
勉強になりました。

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年5月23日 (土) 10時44分

ウチでは、12.8MHzのTCX0出力が74HC4040で分周できたのですが・・・。その記事をワタシのブログに記載しました。

http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2009/05/post-02b8.html

投稿: JF3DRI | 2009年5月23日 (土) 21時58分

斉藤さん、ETAさん こんばんは。

ご指摘の件、納得しました。ハテ、はるか彼方に記憶が・・・・というワケで、ン十年振り?に交流理論の
本を引っ張り出しました。
矩形波をフーリエ級数で展開すると奇数次のsin関数が並びます。すっかり忘れていました。
改めて勉強になりました。
 JA0IAA/佐田

投稿: JA0IAA | 2009年5月23日 (土) 22時17分

佐田さん
斉藤です。
矩形波を少々歪ませると奇数偶数が均一に近づくようですが、FT-901 の回路を見ますと、歪ませるための1石アンプの部品や定数が100kHzと50KHzで微妙に異なっております。
分周比率ごとにカットアンドトライが必要なようです。
一度チャレンジしてみるつもりですが、奥が深そう。

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年5月23日 (土) 22時55分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マーカーですが・・:

» TS-520X 1の4 [何にもないぶろぐ]
マーカを搭載してみました。 [続きを読む]

受信: 2015年10月12日 (月) 18時03分

« 使ってみました | トップページ | L-ZOOM »