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2009年3月31日 (火)

またしても850くんが・・・その2

やっぱり予感どおり再発しました。
しかたなくこの有様です。
Dscn6440











今回の件で知ったのですが、850の表示部は液晶で、バックライトで照らす構造だったんです。手前のパネル基板に付いているシールドケースがバックライト用インバーター(高圧)でして、要は蛍光灯の小型版です。(先日、調査中に感電したのはこいつが原因でした)
これは最近のノートPCと同じで、バックライトの寿命かなと思いました。
そこで、写真のように点灯試験を行いました。
Dscn6445











当然、消灯現象が出たわけですが、追いかけるとインバータの入力電圧が異常に低くなっていることが分かりました。(当然、バックライト点灯時は正常な電圧)
パターンをテスターでチェックすると、ある電解コンのところで抵抗値が増大。
外してみると液もれで、パターンが腐食している状態でした。
電解コンを交換し、パターンを補修し、修理完了です。
しかしこの時代(90年代初頭)の電解は鬼門ですね。ちなみにルビコン製でした。トホホ
Dscn6450

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コメント

 いやー、さすがよぅ見つけはれましたね! この程度の汚れ方?だと外してみないと分からないのでやっかいですね。お疲れさまでした。(右と下のも交換しておいた方が良いような…)

投稿: JI3KDH | 2009年4月 1日 (水) 23時57分

そうなんです。うっすらと汚れている程度で、外からはわかりませんでした。
あとの2つはチェックしましたがとくに問題ないようなので、そのままです。
メーカーもルビコンではありませんでしたし・・
ただ、他のユニットには危ないのがあるかもしれないですねえ。
困ったものです・・

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年4月 2日 (木) 07時22分

自分で修理できるトラブルでよかったですね。次に何か起こった時の目安になるし。90年代の電解コンデンサって劣化しやすいんですね。もっと古い、30年~40年前のラジオとかに使われているものは、劣化しないで動作しているのに。

投稿: JF3DRI | 2009年4月 2日 (木) 21時45分

ほんとにそうですよね。もっと古いRIGの電解コンは意外と容量抜け等がありません。液もれは90年代が多いです。
しかし、これでしばらくTS-850内部は拝みたくないです。

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年4月 2日 (木) 22時39分

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