ハム音対策byFR-101
レストアしたFR-101前期型ですが、少々ハム音が気になります。まあ年代物でありますし、風情もあるため改造をためらっておりましたが、本日直してみることにしました。
NETで色々調べたところ、前期型はACラインの引き回しとトランスの取り付けが悪く、ハム音が混入するとの情報を入手しました。
確かに所有する中期型では引き回しとトランスの取り付けが異なっており、ハム音混入もありません。
トランスの取り付けはいかんともしがたいため諦め、ACラインの引き回しを変更しました。
下の写真のとおり、ACコネクタからヒューズ→電源SW→トランスまで、平衡にACコードで配線しただけです。(白いACコードです)
オリジナルの配線は、ACコネクタからバラバラに引き回されトランスにたどり着いてましたねえ。
結果は、嘘のようにハム音混入がなくなり、クリアーな受信音になりました。
ハム音混入も風情があり、多少なら悪くないのですが、やはり無い方が良いですね。
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コメント
面白いところに原因があったんですね。そして小生はズルして回避したので全くお役に立てませんでしてスミマセンでした(^^;;
投稿: JI3KDH | 2009年2月22日 (日) 00時55分
FR-101の場合はここに主な原因があるようですね。
ただ、ヘッドホンレベルでは、まだ少々残ってますので、こだわればAFアンプ交換等が必要でしょう。
DX用では無く、BCL用でかつスピーカーで聞くので、実用上はこれで問題なしです。
しかし、R-4CのAFアンプはうまいこと収まりましたね。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年2月22日 (日) 08時04分
管球式オーディオアンプ製作において、ACラインとヒーター配線は誘導を避けるためによじって(ツイストして)配線するのが定石ですね。別々に配線すると、クランプメータで電流が測定できるのと同じで。そのループ内に入っている部品にACが誘起してハム音を引き起こす。
ACをシャーシに流すなんてとんでもないことだし・・・。
同じ回路でも、配線の仕方で性能が大きく変わることが良くあり、結局は高周波の知識とAFの知識と両方が必要なんですね。
投稿: JF3DRI | 2009年2月22日 (日) 10時36分
オリジナルの配線は思いっきりループになっていました。
クランプメーターと同じ原理で誘導をまき散らしていたんですね。
トランスまでの配線は、ツイストペアが良かったですかねえ。
昨日クリアーになったと書きましたが、良く聞くとまだ少しだけ混入しています。実用上は問題ないため、これ以上のことはしませんが、1つ勉強になりました。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年2月22日 (日) 12時36分
ACラインだと電流が少ないので平行線でも十分かと思いますが、6.3Vを並列に繋いでいく真空管のヒーター配線はツイストするべきです。残りのハム音は、電源リップルやアースループ(シールド線の両側をシャーシアースしているとか)が考えられますね。
投稿: JF3DRI | 2009年2月22日 (日) 20時59分
シールドの両側もアースに落ちてますね。この辺を攻めていけば、ほぼ追い込めるのかもしれません。
ヒーターの配線もアマチュア機の場合、あまり考慮されてないような気がします。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年2月22日 (日) 22時04分