850くんがあぁぁぁ~その2
TS-850の送信NGですが、原因はファイナルなどではなく、大本のCAR信号にあるようです。
送信用1stMIXは、CARユニットからの455kHzと8.375MHzを混合し、8.83MHzの送信IF信号を作り出していますが、この1stMIXの出力が送信時にありません。
原因は、CARユニットの8.375MHzが、送信時に出力されなくなり、結果として1stMIXの出力も無いという状況です。(CARユニットの8.375MHzは、なぜか受信時は信号が出てる)
CARユニットのコントロールはマイコンなのですが、なぜ送信時に8.375MHzが出なくなるか、まるで見当がつきません。
CPUリセットを行ってみましたが、効果なし。
参りましたね。
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コメント
こんにちは。JF3DRIです。
掲載してらっしゃるブロック図からすると・・・
①8.375MHzを送信/受信で切り替えるダイオードスイッチは大丈夫か?
--- 送信時にちゃんとONになっているか(電圧が印加され、電流が流れているか)を確認する。
②Q5のベースに8.375MHzの信号が送信/受信共に来ているか?
--- 送信時/受信時共に発振しぱなっしだと思いますが。
既に調べられてらっしゃったらスイマセン。それ以上は解りません。
投稿: JF3DRI | 2008年10月11日 (土) 16時39分
こんにちは。
その3で書きましたとおり、そのあたりは問題ありませんでした。
ご指摘のとおり、本来送受発振しっぱなしですよね。
現状は受信しか調べられませんが、モードを変えると微妙に発振周波数がかわります。
送信時も、受信時とは少々異なる周波数が出ている可能性があり、厄介です。
ネットで調べ中ですが、このDDS ICは信頼性に問題があるようですねえ。
Wの局には、自分で何個も交換した人がいるようです。とほほ
投稿: jk1nmj@斉藤 | 2008年10月11日 (土) 18時33分
回路の複雑さは、私が考えていた以上のようですね。ローカル発振器にもDDSが使われているとは・・・。リファレンスにTCXOを使ったワンクリスタル管理からなんでしょうか。
しかし、スペアナ、SSGと高価な測定器を揃えてらっしゃるところがスバラシイ。
投稿: JF3DRI | 2008年10月11日 (土) 21時38分
所有するTS-850は標準品ですのでTCXOは搭載していませんが、1クリスタルによる一発管理であることに変わりはありません。(TCXOはオプションでした・・)
この年代からこのようなDDS方式になったと思います。
こうなると、もう少し前の世代の機器のほうが、修理しやすいですね。
このDDS ICがケンウッドに無ければ修理不能ですから。(連休明け確認)
まあ、最悪、8.375MHzの発信器を作成して内蔵させ、送信用発信器としてしまう荒業もあります。ですが、モードによって微妙に周波数をかえる必要があったりしたら、それも難しいですね。
私の勘では、送信は8.375MHz固定のように思えますが、どうなのでしょか。
測定器ですが、レストアが趣味ですから、年月をかけ一通り揃えました。
テスターやオシロ新品を買いましたが、他は当然全て中古品ですよ。
投稿: jk1nmj@斉藤 | 2008年10月11日 (土) 22時36分