3SK40
WPXコンテストにチョイ参加しながら、FT-901前期型のメンテをしておりました。
この901ですが、以前から出力が80~90Wとやや物足らない状況でして・・・
今回、シャックの模様変えで、FT-901後期型を前期型に変えるため引っ張り出してきたものです。
出力不足の場合、6146や12BY7Aのエミゲンあたりを疑う訳ですが、随分前に交換して問題ないことを確認済みであり、それ以外原因を探していました。
ミュー同調回りの調整ズレか、送信ミクサー回路が怪しいですが、どうもミュー同調回りでは無いような予感がするため、ミクサー回路に的を絞り調査してみました。
このミクサー回路ですが、表題にある3SK40のLランクを2パラで使用した回路で、8.988MHzのキャリアとVCOをミックスし送信波を作成しています。
ミクサーに入るキャリアをスペアナで測定すると、最大(CARRツマミ)で約-7dBmですが、-10dBmあたりですでに出力が飽和ぎみとなってしまいます。
SGで8.988MHzを発振させ、このミクサーに入力してみると、やはり-10dBmあたりまではリニアに出力が増加しますが、それ以上は飽和し、頭打ち(約85W)となってしまいます。
ミクサーに使われている3SK40が性能低下し、飽和しているような感じです。
この古いFET、手に入りますでしょうかね?(写真、中央の右二つが3SK40)
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